音楽紀行を始めて、島をテーマにしたアルバムはこの屋久島で3枚目。美しい海と一体となった宮古島、緑の大自然をまとって悠然と構える西表島、同じように見える島々もみんなそれぞれに個性があり、とても興味深い。 そしてこの屋久島は、人の命、人の営みなんてそれこそ蚊がとまった程度でしかないような、悠久の時を生き抜いて来た屋久杉たちが主役。そして日本中の大自然を集めてきて作ったんです!という、それこぞ“日本大自然サンプル”のような、何処に行っても飽きることなく色んな体験の出来る島。音楽もすこしそんな感じになったかな? 本当に自然は同じものがひとつもない。石ころひとつから始まって、山、川、雲、鳥、草花、風、香り‥。すべてが様々な表情に溢れている。 僕たちだって同じじやないか!みんなそれぞれいろんな個性があって、いろんな役割を受け持ちながらこの地球に存在している。 さらに大きく宇宙規模で見れば地球も含めて同じ星なんてひとつもないんだろう。‥ということは、僕たちの住むこの地球はやっぱりひとつだけ。他の星にも人が住んでいるのでは、とロマンを持つこともあるけど、この美しい地球という星はたったひとつだけ。皆でこの美しい星を愛し守っていこうよ。 ところで屋久島は“ミニ地球”とも呼ばれているみたい。
苫米地義久(ライナーノーツより)
1.木陰のまどろみ 3:53 2.風はささやく 3:18 3.雲遙か 3:27 4.森はうたう 4:28 5.水の島 3:56 6.いなか浜に佇む 4:11 7.千年の森 3:19 8.ヤクシマフヨウ咲く小道 3:51 9.生命育む島 3:01 10.屋久島 4:27 total time 42:36
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