高千穂に息づく神々を感じて‥・ ここには何かがある。他のどの地とも絶対違う何かが。お伊勢さんではないけど、高千穂を歩くと何やらとてもありがたい気持ちになってしまう。国見ケ丘から眺める雲海たなぴく山波、幽玄な高千穂峡、太陽と緑がきらめく里の情景、神秘的な何かを感じてしまうのは僕だけだろうか。神秘的‥そう、まさに神が秘めやかに息づいているのではないか! 神々と人々が一体となった里‥、ここには神話や伝説が溢れていてそれが現代に引き継がれ、夜神楽をはじめ数々の神事が人々と一体となって生活の中にある。実に自然な流れで神との接点が出来上がってきた里なのだ。 夜神楽は、ストーリーがあって、音楽があって、舞があって、みんながそれを楽しみ、大いに笑う。これはミュージカル?エンタテインメントの原点?そんな風景がここの大自然と一体になり独特の“雰囲気”を醸し出している。 神話とか伝説と言っても何もないところからそんな話が生まれるわけはない。ここの物語は結横人間くさくてどことなく現実的だ。それなら神様相手でも何でも良いからあまり堅く考えず皆で楽しんでしまおう‥という開けっぴろげな世界がある。この里は太古の昔からとても平和だったんだろうな。世界 中にこんな風景が広がって、地球がもっと平和になっていくといいな・・。
苫米地義久(ライナーノーツより)
1.目覚める くしふるの森 5:22 2.陽炎に遊ぶ小鳥 5:00 3.光満ちて 4:23 4.豊饒の丘を行く 4:52 5.神々の舞う峰 4:03 6.すすきのさわめき 3:09 7.山煌めくとき 3:26 8.太古の伝承 4:52 9.月の物語〜高千穂神楽へのオマージュ 6:38 total time 45:03
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