音楽紀行シリーズ
「北アルプスの清流」〜上高地、梓川を行く〜
ビクターエンタテインメント(株) VICG-23021 ¥2,300(税込)

 美しいメロディは大自然の中に隠れている。自然の中に入っていってほんの少し耳を傾ければ、メロディが一杯。心静かに耳を澄ませば美しい調べが聞こえてくる。
 これはチャンス!このメロディを逃してなるものか。捕まえておいしく料理して皆んなにも食べさせちゃおう。きっと栄養満点、おなかが一杯になって、大満足、皆んな幸せを感じてくれるに違いない…
 さて今回はどこのメロディを捕まえに行こうか…? みんなの大好きな上高地に行こう!
 メロディたちがいるいる。うん、沢山いるぞ! いくら捕まえても切りがないほど。よーし、特別おいしそうな奴を見つけよう。
 梓川の美しい流れに乗ってメロディが次々にやってくる。静かに池のさざ波が歌っている。花や鳥や、蝶たちも優しく歌っている。森を渡る風たちもそびえる穂高の山々も、そして輝く太陽、光る雲、みんな美しいメロディとハーモニーで語り合っている。この音楽はまさに上高地! さてこのメロディたちを早速料理しなくちゃ。いきの良い新鮮なうちに腕を振るっておいしく仕上げよう。あまり沢山調味料は使わずに、メロディの味を生かしてね…

 人がどんなに頑張ってみたところで、一輪の花も、小さな一匹の虫も作り出すことは出来ません。大自然は私達の命の創造主。
 私達に出来ること、大切なことは、今この美しい地球に生きている、いつも多くの恵みを与えられ生かされている、このことへの感謝の気持ちを持つことだと思います。神様は私達がもっともっと豊かな心を持つことが出来るよう、大自然を通して多くのメッセージを発信してくれているはずです。
 その中の一つでも良いから、いや出来るだけ沢山受信して音楽の形で皆さんにお届けしたい…
 そんな願いを込めて『上高地・梓川』のメロディをお届け致します。 

苫米地義久(ライナーノーツより)


音楽紀行シリーズ
「北アルプスの清流」
〜上高地、梓川を行く
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1.森と水の楽園、上高地の静かな夜明け 5:24
2.朝霞がゆっくりと流れる大正池    4:25
3.緑萌える原生林を行く        3:48
4.雲の湧く穂高連峰を望む       5:54
5.ケショウヤナギの花咲く小梨平    4:01
6.梓川の川辺に咲くニリンソウの花   3:36
7.木漏れ日に映えるシラカバの林    4:36
8.風の歌を聞く            3:40
9.蝶の舞う横尾の森を行く       6:03
10.ハルニレの薫る徳沢の森       4:10
11.夕陽に輝く上高地・梓川を行く    4:00
total time   49:44


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【作曲、ソプラノサックス、シンセサイザー】
苫米地義久